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「狐」 [詩]

2008/06/23(月)

   「狐」

いつものように愛車で山道をドライブしていると
急に車が猛スピードでバックし始めた。
ギアは前進、アクセルは一杯に踏んでいる。
数分バックで走り続けると、
山の中の比較的ひらけたところで車が勝手に止まった。

車を降りて数メートル歩くと、
狐の顔をした人、もしくは、
二本足で立って服を着て言葉をしゃべる狐が居た。
何かしゃべっているが聞き取れない。

怖くなって、山の中を歩き出すと、
石でできたアジア風の古代遺跡のお寺のような建造物があった。
その中を走り抜けようとすると、
至る所に、狐の石像が設置してあった。

石の建造物を抜けて、
山道を走り続けた。
数分走ると、コンビニがあった。

僕は少し安心して中に入ると、
狐の顔をした店員がこちらを向いた。

僕は耐えられなくなって、
目をつぶって、うつむき、
その後、テレポーションした。

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