もしドラ:映画版の感想 [感想]
2011/6/12(日)
もしドラ(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」)の映画を見てきました。
僕の場合、だいぶ前に「もしドラ」の原作を読んで感銘を受けたので、アニメ版、次に映画版と見ることになりました。
映画を見た感想ですが、この「もしドラ」は、ビジネスマン向けの理論を解り易く高校野球に適用したというところに、原作のおもしろさと理解し易さがあったのですが、映画では、ドラッガーの理論を主張したいのか、青春映画を見せたいのか、どっちつかずで、中途半端に成ってしまっている気がします。
青春野球を見たい人や全国約14万の前田敦子ファンはきっと楽しんで鑑賞できると思います。
でも、原作を読んで「もしドラ」が好きに成った僕としては、物語を読みながら主人公のみなみと一緒に、悩みながらドラッカーの理論を理解しようと努力し、野球にあてはめて考える過程が楽しめない気がします。
まぁ、映画としてはまぁまぁのできで、今をときめくAKB48のトップがヒロインの映画としては、少し物足りないといった感じでしょうか。
映画「桜田門外ノ変」 [感想]
2010/9/17(日)
2010/9/16(土)から公開になった時代劇映画「桜田門外ノ変」を見てきました。
幕末に登場する西郷隆盛や坂本竜馬よりも、桜田門外ノ変を起こした水戸藩士の方が、武士としては、はるかに潔く、カッコ良く感じました。それでも、桜田門外ノ変がドラマ等で取り上げられ難いのは、明治維新に貢献した役割が、一人の独裁者の暗殺で、思想はサムライ時代に近いからでしょうか?
時代劇としては、僕は子供の頃から時代劇好きの祖父と一緒にチャンバラ・シーンを沢山見ましたが、今まで見たもので一番素晴らしいです。迫力があり、リアルで、カッコ良く、そして、残忍です。小さい子供にはちょっと見せられません。
茨城県出身者の僕としては、この映画を通じて、男らしさ、潔さ、志の高さなどの価値観が見直されるのと、水戸のイメージが良くなるのとを期待します。
そして、この大勢の命が犠牲になった淋しさを癒すような、alanの歌う主題歌「悲しみは雪に眠る」がヒットして欲しいです。