2011年に個人的に印象に残った言葉 [意見]
2011/11/18(金)
今年の流行語大賞候補がノミネートされましたが、僕も個人的に今年印象に残った言葉を振り返ってみたいと思います。
○ 「念の為の処置」 : 東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故の対策を官房長官が発表する時に多用した言葉です。「念の為」と言われると、「本当は処置しなくても良いんだけど、やっておきます。」というニュアンスを感じるんですが、実際は、「絶対、必ずやらなければならない処置」だった訳です。ニュースでの発表を信じ込んで聴いていた自分が馬鹿らしくなってきます。「念の為」ってなんなんでしょうね? 日本語が解らなく成りました。
○ 「計画停電」 : 計画的に停電させるから「計画停電」って呼ぶんじゃないの? 深夜に決まって、翌朝から実施じゃ、ひとつも計画的じゃ無いじゃないか。まぁ、東京電力には、あきれ返ることが他にも沢山あったけど。あの会社に原子力を使いこなすことなんて、無理じゃない。
○ 「想定外の津波」 : 人間から見たら想定外でも、地球から見ればちっぽけなことなのかもしれませんね。でも、僕自身、地震は恐ろしいものという認識はあっても、津波がこんなにも恐ろしいものだとは思いませんでした。昔怖いものは、「地震、雷、火事、親父」でしたが、今は「地震、津波、火事、放射能」ですね。
というように、東日本大震災関連の言葉ばかりになってしまいましたが、他に言葉を探しても、震災関連が想い浮かんでしまいます。それだけ、今年インパクトのあった出来事だったわけです。そして、この後数十年は、後を引く出来事だと思います。
来年は、平穏な年でありますように。
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