「Voice of EARTH」の感想 [alan]
2009/3/10(火)
僕が大ファンのalanの1st Album 「Voice of EARTH」が発売になって一週間が経ったので、取り合えずCDに関するReviewを曲毎に書こうと思います。
01. 天女 ~interlude~
alanの得意の美しい高音のフェイクと中国風の演奏で、一気にalanの世界に引き込んでくれます。
02. 明日への讃歌
前曲が歌詞がなかったのに対しこちらは野島伸司作詞で、高音の歌声をふんだんに使い、アレンジも中国風で、この曲がさらにalanの世界へと引き込んでくれます。
03. 空唄
この曲のPVではalanが初めてダンス(エスニック・ダンス)に挑戦したこともあり、他のalanの曲とは違ったどちらかと言うとJ-POPらしい曲にエスニック風のアレンジを加えた曲に成っています。
04. 懐かしい未来 ~longing future~
僕が初めて聴いたalanの曲なのと、alanが「愛と平和の曲を歌いたい。」と言っていることから、このNHKの番組「SAVE THE FUTURE」のイメージ・ソングが、僕の中ではalanのイメージ通りの代表曲と感じています。美しい歌詞とメロディを優しく歌い、間奏ではalan得意のフェイクやalanの演奏する二胡を入れています。
05. ひとつ
alanはいつも「世界はひとつの大きな家族です。」と言っています。そういう意味でこの「ひとつ」という曲は、alanの隠れたテーマ・ソングかもしれません。大げさな技巧を使わず、美しい歌詞に美しいメロディを美しい声で歌っています。alanの歌声を素直に楽しめる曲です。
06. 風の手紙
alan初のロック調アレンジの曲ということで、alanの曲の中では標準的なJ-POPの曲になっています。僕のお気に入り曲の一つです。
07. BRAVE
このアルバムの中で一番派手な曲です。alanの色んな歌い方を楽しむことができます。
08. 夢のガーデン
alan本人が作詞した曲で、何気ない美しい風景と夢を思い描く感情を織り交ぜた歌詞になっています。メロディーよりも歌詞がメインになっている気がします。
09. 群青の谷
Coccoが四川大地震にたいするalanの義援金活動に感銘して提供された曲です。歌詞は独特の比喩が使われ震災の様子とそこから立ち直る気持ちが描かれています。メロディは全体的に畳み掛けてくるような感じで、最後にメッセージが静かなメロディーで心に残るように歌われます。
10. my friend
アコーステックなサウンドに乗せて、女性が親友のことに想いを巡らせている歌詞が心に伝わってきます。
11. Liberty
お昼のメロドラマの主題歌ということで、ドロドロした曲になっていたらと心配したのですが、そんなことは無く、愛をテーマに素直に歌った爽やかささえ感じられる曲です。
12. 月がわたし
タイトルがalanの本名の意味が「月の天女」であることに由来している所為もあり、静かな淡々としたメロディーに乗せて、心を込めて歌われています。
13. RED CLIFF ~心・戦~
映画「RED CLIFF Part I」の主題歌です。alanの歌唱力が如何に尋常で無く素晴らしいかが、この曲を聴けば分かると思います。
14. 恵みの雨
お世話になった人への想いが切々と歌われています。alan得意のフェイクを使っていないにも拘わらず、彼女の歌唱力が堪能できる曲です。最後のさびの部分の歌声が特に素晴らしいです。
-Limited Track-
15. Together
alan初の自身が作曲した曲です。この曲で再びalanの世界に自分が居ることに気づせてくれる同時に、それが終わりを迎えようとしていることを感じさせるゆったりした静かな曲です。そういう意味で、限定版だけでなく、「通常版の最後にもこの曲を入れるべきだったのでは?」と思います。
以上、alanがTop Artistとなった暁には、このAlbumは「伝説の名盤」となることを予言して、Reviewを終わりたいと思います。
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