「COVER 70's」:柴田淳 [柴田淳]
2012/10/30(火)
予約していた柴田淳のカバー・アルバム「COVER 70's」限定版(写真は通常版)をフラゲして、聴いています。
選曲ですが、主に、柴田淳が子供の頃に彼女の母親が口づさんでいた曲から選ばれているようです。丁度、僕が幼少の頃に無意識に聴いていた曲から、ラジオのベストテン番組で積極的に聴くようになってからの曲までの大ヒット曲が並んでいます。僕自身耳にこびり付いていて、ふと口ずさみたくなるような曲、僕の好きな日本の名曲セレクションに入るような曲ばかりです。
カバー曲と言うと、アレンジを原曲と変に変えた所為で、名曲を台無しにされた気分になることがありますが、このカバー・アルバムのアレンジは、原曲に忠実です。「異邦人」のあの独特のイントロはそのままですし、僕が日本の美しいアコースティック・ギター演奏ベスト3に入ると思っている「22才の別れの」の美しいアルペジオもそのままです。
肝心の歌唱ですが、柴田淳の美しい声で、曲と歌詞のイメージを壊さないまま歌われていて、素晴らしいです。原曲を歌われている方も歌が上手ですが、原曲と柴田淳とどちらが優れているか迷う位、素晴らしいです。男性ボーカルの「青春の影」や「22才の別れ」も歌っていますが、全く違和感が無く、寧ろ「こっちが良いかな?」と思えるくらいです。
さて、唯一問題があるとすれば、このアルバムの出来が良すぎて、ヒットし過ぎて、シンガーソングライターである柴田淳が、次のアルバムを作る時、プレッシャーを感じてしまうことぐらいでしょうか。彼女には、過去の日本の名曲に負けないような名曲を作って欲しいです。その力が彼女にはあると信じています。
是非、このアルバムをお買い求め、柴田淳が気に行ったら、他のアルバムや次のアルバムを聴いてみて下さい。あなたも、しばじゅんの虜になるはずです。
曲目
1. 異邦人
2. みずいろの雨
3. 迷い道
4. あなた
5. 木綿のハンカチーフ
6. 飛んでイスタンブール
7. 青春の影
8. 秋桜
9. 東京
10. スカイレストラン
11. 22才の別れ
12. Mr.サマータイム
13. 卒業写真 (限定版のみ)
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